ネットショップでも店舗のチラシでも価格を表記しますよね?でも、あまりにも安い価格を掲載するとメーカーさんから圧力が掛かる場合があるんです。。。
着物で無くても有名デザイナーズブランドや、キャラクターブランドなども価格表示NGなんてことも。
自社の商品を安売りされるとブランドイメージが悪くなるからです。
恒常的に原価を割って販売する事は不当廉売にあたり違法行為になるのですが、仕入原価を割っていても一時的なバーゲンであったり、利益を出して販売していれば売手が価格を決めて販売する事は全く問題ないのですが。。
それでも安売りした時のメーカーさんの対応で私が驚いた経験をご紹介します。
今から10年ほど前の話です。
新聞折込チラシに西陣一流メーカー九寸名古屋2万円均一とうたって、メーカー名は出さずに写真は一例として某有名機屋さんのアイテムを数点掲載しました。
そして掲載当日 店舗の1つが西陣のど真ん中にあったのですが、チラシを見たその機屋さんが来店されて、
店頭にある自社の名古屋帯を全て買っていかれました。
その時は誰が買っていったのかわからなかったのですが、後日 別の所から事情を聞いてそうだと知りました。
これを意地と言うかは分かりませんが、そこまでしてブランドイメージを守ろうという気持ちは伝わって来たのは確かです。
だからと言ってこちらも狙い撃ちのように安売りを仕掛けてイメージを壊そうとしているわけではないので反省はしませんが。。
この事例では圧力を掛けられたわけでは有りませんが、場合によっては供給をストップされる事もあります。
お客様に少しでも安く提供したい売り手と 少しでも高く売りたい側とのせめぎ合いなのは間違いありません。
今日はここまでですが、次回は 同じ様な事例でこんな事許されるの?
という体験(百貨店です)をご紹介します。
スポットガーデン店主 筑摩和之