美しいキモノ 2024年冬号掲載
木羽つむぎ
小千谷紬 小田島克明×荒川眞理子デザイン
作品タイトル:羽根
【産地】新潟県
【製造元】(有)おだきん 小田島克明
【品質】絹100% 縦糸:生糸70% 手紡ぎ糸30% 緯糸:手紡ぎ糸100%
【着用時期】9月~翌年6月 袷・単衣
【生地幅】約37.5cm 裄丈69cm 1尺8寸2分まで対応)
唯一無二の個性 荒川眞理子氏デザイン 「羽根」
新潟県の伝統工芸 小千谷紬と型絵染作家 荒川眞理子さんのデザインが融合し一つの作品が生まれました。よく見かける産地紬とは一味違うデザインセンス。伝統工芸品の趣をそのままに、ちょっと他には無い個性が着姿をお洒落に彩ります。
本品は型絵染作家 荒川眞理子さん本品用にデザインした意匠を小千谷紬の織元「おだきん」小田島克明氏が絣の技法で織り上げた作品です。荒川眞理子さんと小田島克明さんのコラボ作品はこれが初めてでは有りませんがいずれも個性豊かなデザインで有り一般的に見かける産地紬のデザインとは明らかに異なる存在感を放つのです。
美しいキモノ2024年冬号にて紹介いただいた作品です。
小千谷紬の絣糸は「木羽定規(こばじょうぎ)」と呼ばれる技法(道具)によって作られています。薄い板を重ね図案を描いたものをバラして糸に柄の目印を付けます。そして摺込み技法によって目印にそって糸に染料を摺込んで絣とに仕上げられます。
※下の画像(上)木羽定規 (下)摺込み染色工程
写真は小千谷紬の織元さんにて撮影したものです。イメージとしてご覧ください。
手紡ぎ糸の素朴な温もり
縦糸の30%、緯糸は100%の手紡ぎ糸がもちいられています。
手紡ぎ糸には自然な太細が出来、温もりを感じさせる風合いに仕上がります。機械的に製り上げた糸にはない味、手作り糸だけが持ち合わせるぬくもりに心癒されます。
小千谷の織物
その昔、麻を自家栽培し 農村の女性達が冬の副業として機を織っていたことを起源とする織物は、縮技術の導入と共に小千谷縮へと発展し江戸時代1,700年代後半には一世風靡し、最盛期には年に20万反もの生産数を誇りました。その後、麻織物の技術を絹に応用して絹織物(小千谷紬・小千谷織)が生産されるようになり現在では絹織物や綿織物、そして重要無形文化財をはじめとする「小千谷縮」の伝統産地として、小千谷ブランドの確固たる地位を築き人気を博しています。
荒川眞理子 デザイン
女子美術大学工芸科で染織作家 柳悦孝氏、染色作家 柚木沙弥郎氏(ゆのき さみろう)といった、そうそうたる当時の教授陣にありとあらゆる染織技術を学び卒業後、型絵染の創作活動を始められました。女子美術大学時代に出会った古紅型に魅了された事が型絵染の世界に足を踏み入れられた理由だそうです。
一度、出産と子育てのために作品作りから遠ざかりましたが15年後の40歳を過ぎてカムバックされたのです。
権威ある国展においても数々の受賞歴を誇り、着物愛好家や着物専門店筋からも絶大なる支持を得ながら現在も創作活動に励まれています。
本品は荒川眞理子さんがこの着物の為に起こされたデザインを小千谷紬の小田島氏が作り上げた絣紬です。
荒川眞理子さん 略歴
1952年・・北海道 小樽(生)
1974年・・女子美術大学工芸科卒業(柳悦孝 柚木沙弥郎らに織り、染めを学ぶ)
卒業後、型絵染の創作活動を始め、各地で個展やグループ展を開催し、国展において幾度もの受賞歴を誇る。
現在 茨城県水戸市在住
雪深い里 新潟県小千谷の地で生まれた紬織物。型絵染の第一人者 荒川眞理子さんのデザインを小田島克明氏が作り上げました。
美しいキモノにて紹介いただいた作品が着姿を彩ります。一味も二味も趣深いお洒落な意匠をお楽しみください。
品質・センス・価格、どれをとっても自信を持ってお勧めさせて頂きます。
スポットガーデン 筑摩和之
※写真と実物ではモニター環境の違いなどにより若干色目が異なって見える場合がございますので予めご了承下さい。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。(お仕立ては当ページのオプション選択より商品と同時にご注文下さい)
【お仕立て期間】
海外縫製 約50日 国内縫製 約40日
※支払後 寸法確定後の所要期間です。
※GW お盆 年末年始など長期休暇が絡む場合は10日程余分にお日にちを頂きます。また混みあう場合も余分に日数がかかる場合がございますので予めご了承ください。
★ご提案以外の八掛地の色をお任せでご依頼される場合は「八掛色NO」記入欄に『○色系』などとご記入下さい。こちらで色を選定後、メールにて最終確認させて頂きます。
※色はご注文完了後にゆっくりお考えいただいても構いません。(八掛NO記入欄に「注文後決定」と記入して下さい。)
【八掛地は下の画像をクリックしてお選びください】
※紬向きの両駒タイプをおススメしますが色目を重視される場合は縮緬向きのパレス八掛地からお選びいただいても差し支えございません。
※無地を付けると八掛地と胴裏地の色の違いが表に映りますのでボカシタイプをお勧めします。
お仕立てに関して詳しくはこちらをご参照ください。。
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