着物の購入に苦痛を感じていませんか?

2018/12/28

スポットガーデン 筑摩和之です。
前回の続き「お客様から頂いた商品探しのご依頼 その2」を 呟く予定でしたが、どうしても他の事を呟きたくなり予定変更します。

皆さんは着物が好きですか?

「そんなの当たり前じゃない!着物を着てお出掛けすると幸せ!」
という声が聞こえてきそうですが。

では、
着物を購入する(購入している時間)は楽しいですか?

この問い掛けに即座に「楽しい!」
そう答えられる方は良い着物屋さんに出会えた証拠です。

自分が気に入った着物や帯を購入して仕立て上がって来た時の喜びは格別ですね。
たとう紙を広げて待ち侘びた品とご対面☆ どんなコーディネートでどこえお出掛けしようかな☆
幸せを感じるひと時です。

でも、着物を購入すること(購入している時間)を楽しいとは思えずむしろ「苦痛」と感じている方も多いのではないでしょうか?

何故私がこの内容を呟きたいと思ったのか。

お客様とLINEでのやり取りの中で、着物のあってないような価格設定と驚くような値引き。(98万の値札の着物が最終的に20万まで値引きされたようです。)
その着物の写真が添付されていましたので見ましたところ、たまたま同じ製造元さんの同じ加工をした帯を遥か前ですが仕入れた事があったので、それを考慮すると適正価格でありむしろ良心的な値段のように思えたのでその事を伝えると安心されていました。この例では幸い元値が異常に高く設定されていたようです。

又、他のお客様は売り付けられるかのような接客や上から目線の応対など、接客方法に対する不信感や購入しない場合の断り文句を考える煩わしさ。
そんな事で着物そのものに嫌気がさしてきました。
そうおっしゃる方もいらっしゃいます。

大好きな着物がこんな事で嫌いになってしまうのって悲しいですね。

またある方はお店に来られて直接お話ししたのですが、着物を自分で着たくて大手の着付け教室に通ったけど、数ヶ月たっても自分で着られるような気がしない。「長く教室に通わせるためにワザとそうしてるのでは?」不信感を覚えたその方は、個人レッスンもされている個人経営の教室を見つけ、前の所は辞められました。その甲斐あって教室を替えてから直ぐに「ここなら自分で着られるようになる」という手応えを感じたそうです。
※そうおっしゃった僅か数日後、まさにこのつぶやきを書いている時に「1人で着られるようになりました!」とういうメールを頂いたんです!その方の着物を着たいという情熱の賜物であるのは間違いないですし、教室によってここまで違うのかと私自身も大変勉強になりました。

着付けを習う事と着物を購入する事は違いますがどちらもストレスを感じて間接的に着物が嫌いになり遠ざかってしまわれる方も多いのではないでしょうか。

(着付け教室=着物販売という所も多いです。最初にご紹介した方も着付け教室での出来事です。そこは受講料は安いのだそうですが、プラスアルファーの販売で利益を稼いでいるのでしょう。最後にご紹介した方が最初に通われていた教室は、1年目のコースでは販売会は無いそうですが次のコースではされるのでしょう。事実、その教室は呉服販売会社の子会社ですから実際に販売会は行われているのは知っています。こんな事を書くと悪い印象しか無いですが、最後の例で出てきた個人で経営されている教室のように安心して着付けを習えるところもありますことを付け加えさせて頂きます。)

『着物が売れない、何とか対策して業界を盛り上げないと』 そんな大義を掲げる前に ただでさえ洋服に比べて高額な和服を安心してお客様が購入できるような環境を作る事が先決なんです。
着物に興味がある 着てみたいと思われる女性は沢山おられます。その為には着付けを覚え、着物を購入しなければなりません。その思いを利用して刈り取れるだけ刈り取り 一部の多少なりとも金銭に余裕がある方だけが残っていく。そのような現状が多くを占めている事を改善されなければ和服はどんどん廃れていきます。

着物は好きだ、でも着物を取り巻く環境が苦痛。
そうお考えの方は過去は過去として、色々なお店を見たり評判を聞いたり、今ではインターネットという便利なツールがございますのでフル活用して調べてください。そしてネットの情報が正しいのか判断出来なければ私までお気軽にお尋ね下さい。
お答えできる範囲でご回答させていただきます。

どうか着物を嫌いにならないで下さい。

スポットガーデン 筑摩和之


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