ホントに安く買えた?勘違いしてはいけない販売テクニック2
商店街を歩いていると店先のワゴンに目がいき、
【帯締め100円!】という表示が。
思わず足を止めて物色してしまいますよね。
確かに安いです。もちろん原価割れ。
この店は激安店なんだなと思うはずです。
そうしてお気に入りの帯締めを見つけてお勘定に向かいがてら、店内の着物や帯に興味を示して眺めていると、当然店員さんが声を掛けてきます。
「このお着物ステキでしょ~ 〇〇さん作の 逸品ものでなかなか当店でも入荷しないんですよ~ 普通なら100万はする代物なんですが、今回特別にメーカーさんに協力いただいて、半額の50万なんです! 今日だけの特別価格なので是非ご試着してみて下さい!試着だけならタダですよ!」
半額!安い!
心が動きますね。
試着だけでもと畳の上に上がって店員さんに着せ付けてもらって鏡を見ると、凄く良くって自分でもうっとり。
「よくお似合いですよ~ お顔映りもよくて明るい表情になりますね~ 」
確かに素敵だけど、さすがに50万は高いなぁー と考えていると
男性店長がやってきて
「お支払い方法ならご相談にのりますよ! クレジットカードでもローンでも 月々のお支払いに無理がないように。」
ちょっとここで一呼吸。
相手は販売のプロ。
本当に100万の価値があるものが半額?
鵜呑みにしてはいけません。
そう簡単に半額に出来る何て事はありません。
こういう販売方法をとっているところは簡単に信用してはいけません。いつでも同じ手法でお客様に勧めています。
●店先に驚くほど激安な商品が並んでいる
→ここは激安店なんだと思い込む
●店の奥には高価な着物が並んでいて半額だという
→激安店だから半額なんだと錯覚する
●必ず試着だけならタダですからと試着させる
→試着すると、やはり欲しくなる
※試着中だから逃げられない
●悩んでいると、更に値引きと支払い方法の提示
→考える暇もなく購入していまう
☆後から後悔。。。
今日だけ半額、貴方だけ半額。本当?
もう一度ゆっくり考えましょう。
100円の帯締めだけを買って帰るのが1番のお得です。
そして、簡単なアンケートという名目で 住所や電話番号を書いてはいけません。
お客様の名簿取りもお店の目的です。
安易に書くと、勧誘電話の嵐にみまわれますのでご注意を。