スポットガーデン筑摩です
☆バーゲンSALEそれってホント?
今なら〇〇円の品が半額! 参考価格100万の品が30万!
なんてキャッチコピーを目にしますね。
半額とか7割引とか、買わなきゃ損みたいな。。
でも、『その元売価や参考価格はホントなの?』
以前、大手のネットショッピングモールでプロ野球の優勝SALEの際に法外な元売価を表示してあたかも超お買い得と錯覚をさせて販売されて問題になった事を覚えていますか?
当店平常価格 希望小売価格 メーカー希望小売価格 いろんな表現で元売価表示をされていますが、そもそもそれって正しいの? という疑問が湧きませんか?
元売価を表示するには景品表示法に則ってのルールがあります。
まず、そのお店で直近4週間の販売実績があるという事が大前提です。 また、入荷して即割引するには 割引販売期間を明示してその期間が過ぎれば正規の販売価格に戻さなくてはいけません。
メーカー希望小売価格はカタログにその売価が記載されて一般に認知されていなくてはなりません。
今でこそ無くなりましたが、15年ほど前は西陣の織元さんの袋帯のパンフレットや着物雑誌の広告で参考価格だったか希望小売価格だったかは忘れましたが128万や98万といった価格が堂々と記載されている事がよくありました。
そして、その袋帯の私の仕入価格が18,000円とか25,000円とか。。。
『どこの店で128万で売ってるっちゅーねん!』
今はさすがに製造元が価格を設定する事は一部のメジャーなブランド品以外では無くなりました。
でも、各小売店が独自に付けた根拠のない元売価というものがまかり通っているのも事実です。
当店平常価格50万の品が半額の25万!更に交渉次第で更に割引…
というのは良くある事。。。
その元売価の50万はホントに正しいの? ホントに50万で売っていたの?
全てでは有りませんがウソの場合も。。
たまに、閉店SALEや在庫一掃SALEなどでホントに元値の半額で販売される事がありますが、そもそもの元売価自体が高かった場合もありますね。最初から値引き販売を前提として高く設定している場合です。
そう考えると何割引!なんてのは実は着物の世界では当てにはならないんです。
大事なのは割引率ではなく最終価格がいくらかです。
50万の品が半額の25万!と売っている同じものが他所では普通に最初から20万で売っていることはザラにありますよ。。。
着物は価値を伝えるのが難しいですし消費者も価格相場は知らない事がが多いです。また着物は高い物というイメージが刷り込まれているので値引きと見せかけてお得だと勘違いさせる商法が当たり前になってしまっています。
本当に安いお店は基本的には値引きしませんし、大幅な値引きができるほどの利益率で販売していません。
スポットガーデンも割引販売しますが、正直割引したら利益は殆ど残りませんし損するものも有ります。でも在庫をお金に換えたい時や商品を新しいものに入れ替えたい時には無理してでも割引SALEをします。
着物や帯を購入する際には割引率ではなく、最終価格がいくらなのかで判断しましょう。
ではどうやって判断したらいいか。
とにかく色んなお店を回る事です。ネットショップを参考にするのも有効な手段です。
そんな時間もないし面倒という方は、そのお店を信じて購入するか、もしくは私に聞いて下さい。
この商品が適正価格なのかどうなのか。
実物を見ずに明確な答えは難しいですが、明らかに高すぎるかどうか。明らかに相場より安いかは大体解りますので困った時、悩んだ時にはお気軽にご相談ください。
※同じ商品または似たようなものをご提案する事も可能です。
上手に納得のいくものを安心価格でお買い物して下さいね!
それでは今日はここまで。
スポットガーデン ちくま かずゆき