夏の小物は高いんです。。。

2018/04/10


スポットガーデン 筑摩です。

春から初夏へと季節は移り、また夏がやってきます。
夏は暑いから着物は休憩という方も多いとは思いますが、そんなの関係ない☆夏も着物を満喫!という方も☆

今回は夏の小物について呟いてみます。

帯揚げや帯締めといった小物は着付けに欠かせませんし、気分によって使い分けたいもの。

着物や帯はそうそう買えませんが、小物を変えるだけでも着物姿の印象はずいぶん違います。
あれこれ見ながらコーディネートを考えるのも楽しいですね☆

でも夏の小物のお値打ち品は早々見つかるものではありません。
ましてや気に入った色柄の物を安く探そうとすれば尚更です。

袷用の帯締めや帯揚げは比較的お値打ち価格の品がありますし、私が仕入する場合もスポット品と呼ばれる出物など出てきます。

夏物でも中国製であれば1,000円前後の特価品がワゴン販売されているのをよく見かけます。
ところが日本製となると定番価格で販売されています。
安いか高いかのどちらかになってしまうんです。(仕入れる場合も同様です。)

何故でしょうか?

それは、夏物の生産量が極端に少ないからなんです。
夏に着物をお召しになる方が少ないというのと販売期間が短いというのが理由です。
生産量が少ないとしっかりとそこで利益を確保したい為、メーカーさんは値ごろの品は作りません。しっかりとした品を早期に販売してそれで打切りにします。
そして作り過ぎると在庫が残り問屋さんに買い叩かれるのがオチですから。
また、1商品あたりの生産数量も少ないのでどうしても製造原価は割高になってしまいます。これも夏の小物が袷用に比べて高くなる理由の一つです。

ですから私も袷用の小物は日本製でも安く仕入れる事が出来ますが、国産となると袷用よりも高く仕入れています。お値打ち品が無いんです。。

問屋さんやメーカーさんが見切って安くなるのを待っていても滅多に出てきませんし、待っている間に夏は終わってしまいます。
泣く泣く?高い(正規価格)で仕入れをし、出来るだけ早く定価で売りさばきたいのが本音なんです。
定価で売るためには袷用以上に選品に慎重になり、本当に納得出来る物だけを吟味します。
売り残して来年まで寝かせるほどの余力はありません。

皆さんが、気に入った夏の小物を購入するなら値下げを待たずに見つかった時に即買いする事をお勧めします☆
短い夏にいざ着物を着ようと思った時、お気に入りの小物をコーディネートしたいですよね!
お手持ちの品が沢山あればそれをお使いになれば良いですが、今から夏の小物を探そうと考えておられるなら「お気に入りの品が見つかったら値下げを待たずに即購入★」
私からの小売屋目線でのアドバイスです。

そんなこんなで夏の小物は高いというつぶやきでした。

スポットガーデン 筑摩和之



夏帯揚げ