本場筑前博多織
経済産業大臣指定伝統的工芸品
780年に渡り伝承される織技
波筬織 1本献上
【産地】福岡県
【品質】絹:100%
【製造元】原田織物 ※筑前織物監修
【着用時期】9月~翌年6月(袷~単衣)
【長さ】仕立て上がり:約365cm
「帯と言えば博多 博多と言えば帯」 博多の粋をお楽しみいただける存在感のある1本献上柄が凛とした着姿を演出してくれます。
縦糸を通す装置である筬(おさ)に特殊な工夫を施すことによって、緯糸を波のように曲線状によろけさせています。1本献上縞と波筬織の曲線が絶妙なハーモニーを奏で豊かな表情をかもし出し味わい深い魅力を漂わせるのです。
鎌倉時代 満田彌三右衛門という青年が宋の国に渡り持ち帰った織の技術が起源となった博多織。
江戸時代には黒田藩から江戸幕府への献上品に選ばれ、独鈷と華皿をモチーフにした博多献上柄は全国的に知られるようになりました。更に歌舞伎役者 七代目 市川團十郎が「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の公演で博多織を身にまとったことで、より人気に拍車がかかったのです。
細い経糸に太めの緯糸がしっかりと打ち込まれた博多織の”ギュッギュッ”という絹なりの音が心地よく耳に響きます。
抜群の締め心地の良さと緩まずしっかりと締まるため、命より大切な脇差が抜け落ちることを防ぐため武士達の帯として人気を博しました。
仏教の法具である「独鈷(どっこ)」と「華皿(はなざら)」を文様に表した博多献上柄は博多織の代名詞として着物通の心を掴んで離しません。
博多献上柄を3本並べて1本の縞を構成させた1本献上は粋さと共に存在感のある帯周りを演出してくれます。
下の画像 真ん中の柄が華皿をモチーフに、両サイドの柄は独鈷をモチーフにしています。
グリーンのピンストライプが一定間隔で配されており、クリームの地色のアクセントとなりお洒落さが際立ちます。
縦糸を通す特殊な工夫が施された波筬を用いる事で緯糸が波うち曲線状のうねりがあらわれます。
緯糸に縦糸を覆い被せる幅に変化を付けることで、波上のボーダーの太さが変わり立体感のある奥行が生まれます。
細い経糸に少し太めの緯糸がしっかりと打ち込まれた博多織は長時間締めていても緩みづらく抜群の締め心地の良さをお楽しみいただけます。
生誕約780年の歴史に裏付けられた確かな技術は他産地の織物では味わうことの出来ない唯一無二の風格を放ち、まさに「帯は博多」「博多と言えば帯」と形容されるに相応しいのです。
細い縦糸に太めの緯糸がしっかりと打ち込まれたがゆえに奏でる「ギュッギュッ」という絹なりの音が心地良く耳に響く博多織。長時間締めていても緩まない締め心地の良さを実感していただけます。
何本持っていても重宝していただける博多織、是非お手元にお迎えください。
スポットガーデン 筑摩和之
反時計回りに巻くと上半分が、時計周りに巻くと下半分が出ます。
※モニター環境などにより写真と実物では若干色目が異なって見える場合がございます。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、本ページ内のオプション選択からそれぞれの項目をお選びいただき商品と同時にご購入下さい。
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【お仕立てについて】
【八寸名古屋帯】
1「松葉仕立て」
1,620円
手先から約38cm(1尺)半分に折ってかがります。
※最も一般的なお仕立て方法です。
※手先が半分になっているので締めやすくなっています。
2「平(開き)仕立て」
1,620円
手先を半分に折らずに全て平らのまま仕立てます。
※胴巻部分の帯巾を調節したい方におすすめです。
【ガード加工】※水をはじく加工です。
3,240円
※国内ミシン仕立てです。
※手縫いをご希望の場合には別途3,240円かかります。(オプションより選択)
※お仕立て期間 約3週間・・年末年始、お盆休み、ゴールデンウイークなどを挟む場合は1週間~10日間ほど余分に日数を頂きます。
※ご購入お手続き完了後 商品発送予定日のご案内を店舗から別途メールにてお知らせいたします。