【製作者】米須幸代 あや工房
【生産地】沖縄県
【品質】絹100% (純国産 ぐんまシルク)
【染色】化学染料 琉球藍
【製織】手織り(高機)
【着用時期】単衣からオールシーズン
【長さ】約520cm【生地幅】約35.5cm
ベースの藍色は化学染料で染められいますが、藍色のグラデーションになった花織(浮織)糸には琉球藍が用いられています。
花倉織・・・
首里王府の頃、高貴な身分のものだけが着用することを許された高度な手織物「花倉織」生地の一部に絽目と呼ばれる隙間を開けた部分と目の詰まった平織とに織分けられた織物です。
その技術は染織の宝庫と呼ばれる沖縄の技法の中でも最高峰の技術が必要とされごく一部の職人さんでなければ織る事が出来ません。
部分的に経糸を捩る事で隙間を開けブロック状の地柄が表現されています。非常に高度な技術を必要とされる為 一部の職人のみが成しえる技法です。
部分的に経糸を捩り緯糸を挟みこむ事で隙間が開いた織物になります。
首里花織
花織の技法にも幾種類か存在します。首里花織の特徴は、地糸を浮かせて柄を表現することにあります。(※地糸とは帯地そのものを構成する糸) 柄を表現する糸を別に織り込んでいない為、裏から見ると経糸が浮いて表と同じ柄が現れています。裏に渡る遊び糸が無い為、もたつきなくスッキリとした生地に織上がるとともに軽さも特徴です。
タテ糸数本をヨコ糸で覆い被せるようにして製織された花織(浮織)部分は絹の光沢が際立ち光の角度で美しく輝くため、満天の星空のような幻想的な雰囲気を漂わせるのです。
純国産 ぐんまシルク
極上の絹糸「純国産 ぐんまシルク」を原料としており国産絹の流通量が国内全体の1%未満と言われるなかで素材にもこだわったまさに究極の絹布といっても過言ではありません。絹の美しい光沢が反射して高級感溢れる艶やかさで高貴な印象に仕上がります。
【日本の絹 純国産】マークは、国産の繭から繰糸した生糸等を用いて国内で製織、染織、加工及び縫製された純国産絹製品であることを証明したマークです。
徹底した品質管理により上質な絹糸が出来上がり、糸染めから織まで全て国内で製造されることで安定した品質の上質な製品が生まれます。
本品は、お太鼓から前帯にかけて色に変化のあるグラデーションになっている六通帯ですが、花織と花倉織の地模様は帯地全てに織り出されており非常に手間暇がかかった首里織帯です。
【米須幸代(こめす さちよ)】
・1962年 沖縄県那覇市に生まれる。
・首里高校染織科卒業後、大城志津子氏に師事。
・1987年 新垣みどり氏とともに「あや工房」設立。
・同年 沖縄県工芸公募展奨励賞受賞、新人染織工芸展入選。
・1988年 沖縄県工芸公募展優秀賞受賞。
・その後も毎年入選するなどその技術が認められる。
幼いころから手先を使うのが好きで工芸や手仕事に興味を持っていたという同氏は『高校の染織科の3年間でますます染織の魅力に取りつかれて生涯のライフワークにしよう』と決められました。『首里織は技法の多さと全工程を一人でやれるところに楽しく充実感がある』と言われ制作に従事されています。
【お仕立て時の帯芯の色】
生地に開けられたブロック状の隙間が花倉織の特徴です。
白の帯芯を使えば隙間が際立ちますので花倉織らしさが際立つとともに軽やかな印象に仕上がり、単衣のシーズンにも最適です。もちろん袷の季節にお使いいただいても全く差し支えございません。
黒色の帯芯を使用した場合には隙間が隠れますので落ち着きが有り重厚な印象に仕上がり、また違った雰囲気をお楽しみいただけます。
下の画像は白芯を使用した時のイメージです。
帯の下に白の布を敷いて撮影しています。
下の画像は黒芯を使用した時のイメージです。
帯の下に黒の布を敷いて撮影しています。
【お仕立ての際にご指定下さい】
お仕立てをご依頼の際にはオプション選択にて帯芯を白にするか黒にするかをお選びください。
※ご指定のない場合は白の帯芯を使用させて頂きますので予めご了承ください。
沖縄に伝承される高貴かつ高度な首里の織物「花倉織」数々の受賞歴を誇る染織作家 米須幸代氏が熟練の技で織り上げられました。深みの有る藍色ベースに美しいグラデーションが都会の街中にも溶け込む洗練されたお洒落さは全国の伝統紬から、染の縮緬着物まで高級感溢れるコーディネートをお楽しみいただけます。
※参考までに・・本品は問屋さん主催の消費者向け販売会の会場で仕入れてまいりました。その展示会で販売されていた値札表示は(175万+消費税)となっていました。
滅多にお目にかかることの出来ないお品ですのでお目に留まりましたら是非お手元にお迎え下さいませ。
スポットガーデン 筑摩和之
※写真と実物ではモニター環境などにより若干色が違って見える場合がございます。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。お仕立てをご希望の場合は本ページ内 オプション選択から商品と一緒にご注文下さい。
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【お仕立てについて】
お仕立てをご希望の場合はオプションにて各項目からお選びください。
国内手縫い仕立て お仕立て期間:約20日
※年末年始・お盆・GWを挟む場合は通常よりもお日にちを頂きますので予めご了承ください。
※ご注文完了後に発送予定日をメールにてご連絡させていただきます。
※お急ぎの場合はご注文前に到着希望日をご連絡下さい。
・お仕立て方法:
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
(帯ガード加工)
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
★ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい 。