廣瀬佐与子
型絵染 絞り
九寸名古屋帯
国画会作家
美しいキモノ 2023年冬号掲載
【製作者】廣瀬佐与子(国画会)
【品質】絹100% (紬地)
【着用時期】袷の季節(10月頃~翌年5月頃)単衣の季節(5月頃~6月 9月~10月頃)
【長さ】仕立て上がり約370cmにさせていただきます。
ご希望の長さがございましたらご購入手続きの際、フリー記入欄にてお知らせください。※最大:380cm程度まで可能
御年80歳を超え、現役で活躍される染織作家 廣瀬佐与子さん。型絵染で染色した花模様に絞り染めで丸文様に地染めされた複合加工の作品です。
コーヒーブラウンの重厚な地色に5弁の可愛らしい花が大人可愛い印象の着姿を演出してくれます。自然でシックな色彩の模様は女性らしい優しさに加えてノスタルジックな儚さのような曖昧さが感じられるのです。
女子美術大で講師をされていた当時に指導されていた生徒さんは現在型絵染の大御所と言われるような方もおられるほどに現代の染織界を築いてこられた第一人者と言っても過言ではありません。
美しいキモノ2023年冬号に久米島紬とのコーディネートで掲載された逸品の九寸名古屋帯を是非ご堪能下さい。
型絵染の技法であしらわれた五弁の花に絞り染めで地染めされた複合加工が奥行きと豊かな表情を漂わせます。
【型絵染とは】
紅型染に魅せられた芹沢氏が独自に研究を重ねて確立させた型染め技法です。
同じく型染の一種である「伊勢型」が分業制によりそれぞれの専門職人の手を経て出来上がるのと異なり、1人の職人が図案から型彫り・染に至るまで一貫して行われるのが型絵染の特徴で、それにより作家の個性や感性が1つの作品に凝縮され唯一無二の染物が生み出されます。※紅型染も同様に1人の職人が全ての工程をこなします。
そして、伝統文様や形式といった模様の概念は一切なく、作者の感性を自由に表現することにより楽しくなる作品が生まれるのです。
染地に用いられた紬生地にランダムに現れた節糸が工芸味を感じさせ、趣深い味わいがお楽しみいただけます。
廣瀬佐与子 略歴
1939年 東京都生まれ
1962年 女子美術大学工芸科卒
同年 国画会工芸部 初入選
1963年 中村操氏に師事
1969年 女子美術大学工芸科研究室専任講師
1973年 同退職 以後 工房で製作
同年 国画会 新会友
1974年 国画会工芸部 会友優作賞
同年 日本民芸館 奨励賞
1977年 国画会工芸部 会員
1986年 女子美術大学 非常勤講師(工芸科研究室)
1994年 国立近代美術館工芸館(現代の型染展)招待出品
2000年 女子美術大学 100周年記念招待出品
2007年 同退職
本品は、美しいキモノ2023年冬号にて、久米島紬とのコーディネートで掲載されています。
染織界を築いた第一人者 廣瀬佐与子さんの世界が大人可愛いお洒落さを演出します。美しいキモノでご紹介された特選品で贅沢気分を味わってみてはいかがでしょうか。全国各地の産地紬や作家アイテムとコーディネートしてお楽しみください。
スポットガーデン 筑摩和之
※写真と実物とはモニターや画像処理の関係上、色目が若干異なって見える場合がございますので予めご理解ください。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、オプションからそれぞれの項目をお選びください。
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【お仕立てについて】
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平らにして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
【ガード加工】・・・3,240円
※撥水加工 雨やお食事時にも安心
※国内手縫い仕立てです。
※お仕立て期間
:名古屋帯仕立て:約3週間
:開き仕立て:約4週間
お盆・年末年始・ゴールデンウイークなどを挟む場合は1週間ほど余分にお日にちを頂きます。