【産地】新潟県十日町市
【品質】絹100%
【製造元】島善織物
【着用時期】袷:10月~翌年5月頃 単衣:9月・5月頃~6月
目に飛び込む柿色の隈取り柄に思わず息をのんでしまいます。歌舞伎のメイクである隈取りのキリっとした迫力は他には感じる事が出来ない凛とした魅力が感じられます。
そして隈取りを貫くような稲妻が黒・柿色・萌葱(深緑)の3色で表現されています。この3色が意味するものが本品の作品名にもなっている「定式幕(じょうしきまく)」の色なのです。この定式幕とは歌舞伎舞台の引幕の事で(常につかうもの=定式)からその名が付いたと言われています。一目でピンときた方は間違いなく歌舞伎通ですね。(私はピンときませんでした。。)
※本品は地色とのバランスを考慮して真っ黒ではなく黒味がかった緑に染められています。
この味わい深い定式幕の色使いが青みを帯びた濃灰色の地色と見事に調和して、伝統という重みとお洒落さという二つの魅力を醸し出しているといえるでしょう。
大人の魅力たっぷりのこんな染帯で歌舞伎鑑賞されたら身も心も演目の世界に引き込まれるに違いありません。
使用されている帯地は京都 丹後地方で製織されたシボ立ちの細かな縮緬生地で、しっとりとして しなやかな風合いが特徴です。
塩瀬のようなスキっとしたシャープな印象の生地も良いですが、ふわっとした優しい雰囲気の縮緬生地が友禅染の美しさを引き立てています。
「型糸目 手挿し友禅」の技法で染め上げられた美しい色彩。
柄の輪郭を型を使い防染糊で伏せて防染する技法を「型糸目(かたいとめ)」呼び、柄を手挿しで色彩されています。
本品は展示会形式の販売が主体の為、流通量は極めて少なくなかなか目にする事はございません。ゆえにネット通販で安売りをされることも滅多にございません。また、展示会においては15万~30万程度の価格が一般的なお品です。
染元様が問屋向けの販売に京都へ来られるタイミングにお邪魔して特別にセレクトさせていただいております。
※ご覧のモニター環境などにより若干色が違って見える場合がございます。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。本ページ内のオプションから選択し商品と同時にご購入してください。
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【お仕立てについて・・】
お仕立てをご希望の場合はオプションにて各項目からお選びください。
国内仕立て お仕立て期間:約20日
※ご注文完了後に発送予定日をメールにてご連絡させていただきます。
※お急ぎの場合はご注文前に到着希望日をご連絡下さい。
本品は帯芯との滑りを抑える「起毛芯」をお勧めします。
※オプション選択からご指定下さい。プラス1,080円
・お仕立て方法:
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
(帯ガード加工)
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※国内手縫い仕立てです。
★ ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい 。