【素材】絹:100%(小千谷紬)
【製造者】関 美穂子
【着用時期】 袷の時期(10月初頃から翌年5月頃) 単衣の時期(9月頃・5月頃から6月)※真夏除く。
【長さ】お仕立て上がり 370cmにさせて頂きます。
※ご希望の長さがございましたらご注文手続きの際 フリー記入欄からお知らせください。最大約410~420cm程度まで可能です。
作品名「寺社巡り」注目の型絵染作家 関美穂子さんの感性で小千谷紬地に染め上げられた九寸名古屋帯のご紹介です。
絵本を見るかのように時間を忘れて見入ってしまい、まるで自分が作品の世界に入り込み歩いているような気分になりワクワクしませんか?
この中に人物は描かれていないにもかかわらず、行き交う人々が見え、色んな音が聞こえてくるかのようです。
幅:約34cm×縦:約23cmを1つの図柄として繰り返しているのですが、この小さな空間がやけに大きく広く感じられるのが不思議です。
お茶屋が有り お稲荷さんや観音様 お地蔵さんが佇み、ネコちゃんに鳥やキツネ ウサギさんなどの動物達、梅に桜に椿の花といったのどかな情景、どれだけ見ても飽きないのは何故でしょうか。
この帯を締めて歩いていると、後ろの人も微笑みながら眺めているに違いありませんね。
お茶屋さんで鳥のさえずりを聞きながらいっぷくしましょうか☆
誰かが結んだおみくじは大吉?
草の陰にウサギさんが隠れていました♪
作家 関美穂子さんは、着物や帯の製作だけでなく、型絵染の生地を使ったバッグやガマ口などの雑貨から本の挿絵など幅広く活躍されており、作品を手に入れるのが困難なほどの人気となっているようです。
本品もそうですが、幾色をも使っているのに"ごちゃつき無く"自然に違和感なく受け入れられる色彩と構図、そして、わくわくするような作品が関美穂子さんの魅力の1つではないでしょうか。
そのセンスと技術は、若くして国展(国画会)において2006年,2007年と2年連続で入選を果たすなど各方面から高く評価されています。
お太鼓から前腹まで柄が染められた六通帯で、手先と、垂れ先からお太鼓裏までがグリーンに無地染めされています。
帯地には伝統織物「新潟県 小千谷」で製織された真綿紬を使用しており、ふっくらとした風合いとランダムに現れる紬糸による表面変化が趣を感じさせ、より一層 作品の温かみを引き立てています。
"型絵染"とは図案から型彫・染織まで一人の作家さんが手掛けて生まれます。
"故 芹沢けい介 氏(けい)は金偏に圭"が沖縄県の紅型染を初めて見た時の感動が忘れられず、紅型染めを研究し独自に作り上げられたその技法は、自由な発想でデザインされ、伊勢型や紅型染などとは一線を画し、型絵染(かたえぞめ)という確立したジャンルとして国から認められました。その後"芹沢氏"は型絵染の人間国宝に認定されました。
関 美穂子
1980年 神奈川県生まれ
2000年から 型染の染色家"堀江茉莉"氏に師事
2006年,2007年 国展入選
現在 京都在住
染色作家 関美穂子さん作「寺社巡り」絵本を見るかのようなメルヘンの世界に足を踏み入れているかのようなワクワクする作品です。関さんの作品の中でも柄の細かさと配色が多く染め上げるのに時間がかかる事で滅多に染められることが無いお品です。以前に配色違いの寺社巡りを取り扱いましたが今回はスポットガーデンオリジナル色でオーダーさせて頂きました。今現在は世界で一点しかないお品になりますのでより一層特別感を味わっていただけます。