与那国花織｜ 日本最西端に浮かぶ島。台湾を望む与那国島で500年の時を越えて織継がれる手織り物。南国の波間にキラキラと輝く光の粒のように浮かび上がる浮織の絹糸が美しく洗練された着姿を演出します。草木染の揺らぎ色に心が和み、手織りの安心感に身を委ねれば至極の幸福感に包まれるに違いありません。

久米島紬 重要無形文化財指定技術｜美しいキモノ2023年冬号掲載　ふんわりとした心地良さが身を包み込む。まろやかなユウナグレーの手織りの布「久米島紬」立湧調の菱柄に、十字絣と井桁の絣模様は工芸味溢れる風格を漂わせるのです。伝統的な古典調の絣のデザインと洗練されたユウナ染めのカラーリングは都会の街中に溶け込みながらも古典美も併せ持ち、多くの着物愛好家が憧れる名品です。ふっくらとした真綿の素朴さと温かみ、そして手織りのしなやかな風合いは体に沿い 抜群の着心地の良さをご堪能頂けるに違いありません。ますます希少になった久米島紬をお見逃しなく。

三才山紬 横山俊一郎｜長野県松本市の山間集落に響く機織りの音。ご家族で営む小さな工房で生み出される名品。知る人ぞ知るこの手織物を触れると心が震えるほどの魅力が感じられるのです。手作業で紡ぐ糸の優しさ、草木染が放つ色の揺らぎ、そして手織りの温もり、これらが一体となり完成する絹布が静かに佇む様は着物愛好家の心を掴んで離しません。

三才山紬 横山恵｜三才山の地で横山家３代に渡り繋ぐ極上の絹布。手紡ぎ・草木染・手織りの逸品。まろやかな色使いと手紡ぎ真綿の温もりが身を包み込みます。知る人ぞ知る三才山紬はただひたすらにお召しになる方を想い生み出される名品です。

秦荘紬（はたしょうつむぎ） ｜近江の国 滋賀県 琵琶湖の東岸で生まれた真綿手織り絣「秦荘紬」聞きなれない紬かもしれませんが、櫛押し絣と呼ばれる技法で作り上げた縦緯絣の文様は、どこか異国情緒が感じられ、清潔感溢れるカラーリングと相まって洗練されたお洒落さを漂わせます。そして丹念に手織りされた素朴で優しい真綿紬の風合いが着心地の良さを生み出し心に響く上質な織物に仕上げられているのです。

小千谷紬 手紡ぎ真綿 柿泥染 伝統工芸士 高橋克明｜手紡ぎ真綿の温もりに織子の感性と確かな技術が織りなす絣模様が手紡ぎ真綿の温もりにと相まって、工芸味溢れる手仕事の趣深さとともに風格を漂わせます。その昔 麻の織物から始まった小千谷の織物は時代と共に絹織物へと幅を広げ 現在においては国の重要無形文化財「小千谷縮」をはじめとする麻織物から小千谷紬といった絹織物から綿織物など全国でも有数の染織産地として絶大な人気を博しています。

小千谷紬 手機 本つなぎ糸｜歴史という名の絣を身に纏う。工房に残る幾種類もの絣糸を繋いで1枚の着物を織り上げました。それぞれの柄に何人の職人が携わったのでしょうか。柄に宿る歴史に身を委ね伝統工芸の趣を味わえば、絣の声が聞こえてくるかもしれません。小千谷紬の名門織元「くるまや工房」謹製。滅多にお目にかかることが出来ない希少品。

本場大島紬 縦緯絣 作品名：PEACE｜幸福への願いを四葉のクローバーにのせて、フレッシュな感性を絣に托す。鮮やかなグリーンにキラキラと輝く絣の粒が幻想的な美しさを放ちます。日本が誇る世界三大織物の一つ「大島紬」。工芸品の風格と抜群の着心地の良さに心躍らさせるのです。四葉のクローバーがまるで浮かび上がっているかのようにふわふわと風になびき、陽の光を浴びているかのような優しさを漂わせます。

山形県白鷹町で織継がれる伝統工芸品「白たか織 鬼皺お召し」しっかりとしたシボ立ちが生み出すさらりとした手触りが至極の心地良さを生み出し、綾織の煌めく光沢がエレガントな装いを演出します。そしてカラフルな色彩で表現された絣模様と相まって、洗練されたお洒落さと表情豊かな着姿に仕上げてくれるのです。お召ならではの単衣仕立てにぴったりの風合いをお楽しみください。