金駒刺繍で縁取られた菊の花が煌びやかな雅の世界を醸し出しています。箔使い金駒刺繍、そして糸目友禅と京の職人が一つ一つ手仕事によって作品を生み出す京友禅の魅力がお太鼓という小さなキャンバスに凝縮されているが故に吸い込まれるような魅力を放つのです。
京友禅
今から約300年もの昔 元禄時代の頃、京都の扇絵師 宮崎友禅斎が確立させた華やかな染め物として一世風靡した染色技法。
四季折々の花鳥山水の文様などを多種多様な技法、色取り取りの色彩を用いて現した京友禅は絵画のように思うがままの文様を表現する事が可能となり、日本の伝統工芸品として着物や帯の染色技法に無くてはならない存在として現在に至るまで確固たる地位を築いています。
箔で彩られた霞模様が侘び寂びを感じさせます。
地模様には紗綾型に花文様が織り出されており光の陰影で立体感のある豊かな表情を漂わせます。
高級老舗 大塚の染地
白生地問屋の超名門 株式会社大塚の生地が染地に用いられています。
享保2年(1717年) 8代将軍 徳川吉宗の時代に近江の国(滋賀県)で織物卸業を創業し、明治26年(1893年)京都に移転後は白生地を主に扱うメーカーとして高級生地といえば大塚といわれるほどの名声を誇ります。
三角に月桂樹をあしらった「うろこ印」は、業界内ではあまりにも有名な商標として君臨しています。
京友禅の美しさを余すところなく表現できる生地の重要性だからこそ、名門とうたわれる染工房は手抜きすることなく染地にこだわるのです。
引き染め
仕立ててしまえば分かりませんが、地染の端の境目が曲線状に染まっているのがご確認いただけます。これは「引き染め」と呼ばれる技法を用いて地色を染めているからです。安価なお品は染料に生地を浸けこみ染めますので生地全てに色が付きます。また捺染と呼ばれる機械染めの場合は色の境目がくっきり直線に現れます。
一方、引き染めは生地を伸子張りし刷毛を使って染めていくことで糸に染料が深く入り込み、深みの有る色にしっかりと染まるとともに、色落ちの心配も軽減されるのが特徴です。
京都工芸染匠「成謙工房」謹製 京友禅九寸名古屋帯。霞に鼓の文様が雅の世界を奏でます。濃茶色の落ち着いた地色は大人の女性らしさを際立たせ、末永く飽きることなくお楽しみいただけるでしょう。付下や色無地といったセミフォーマルな装いは勿論、紬の着物をドレスアップさせる着こなしまで上質感溢れる装いをお楽しみください。
高級専門店筋から絶大なる支持を得る名門の技と意匠をご堪能下さい。当店では通常取り扱うことのないアイテムを業者在庫整理品として期間限定にて特別販売させて頂きます。こんな価格でのご提供は絶対に不可能ですのでお目に留まりましたらお見逃しなくお迎えください。
スポットガーデン 筑摩和之
※ご覧のモニター環境などにより若干色が違って見える場合がございます。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。本ページ内のオプションから選択し商品と同時に購入してください。
【お仕立てについて】
お仕立てをご希望の場合はオプションにて各項目からお選びください。
※お仕立て不要の場合は「仕立て不要」を選択してください。
【お仕立て期間】
・・・名古屋帯仕立て:約4週間
・・・開き仕立て/松葉仕立て:5週間
※年末年始 GW お盆など長期休暇を挟む場合は7日~10日ほど余分にかかります。またお仕立てが混みあう場合も納期が遅れる事がございますのでご了承ください。
※ご注文完了後に発送予定日をメールにてご連絡させていただきます。
本品は帯芯との滑りを軽減する「起毛芯」をお勧めします。
※オプション選択からご指定下さい・・・プラス1,080円
・お仕立て方法 価格
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って帯芯を入れて仕立てます。
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き(平)仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立てます。
手先から胴巻きの部分に裏地は付けません
3「開き(平)仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(綿モス)をつける仕立て方法。
※裏地の色はお任せになります。
【帯ガード加工】
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※水分を弾く加工です。
・国内手縫い仕立てです。
★ご不明点がございましたらお気軽にお問合せ下さい 。