ジャワ更紗
インドネシアのジャワ島を中心に制作されるバティック(ローケツ染)で染め上げられた布の模様を総称する「ジャワ更紗」
京友禅の約10もの工程を経て匠の技で表現しました。
京友禅
今から約300年もの昔 元禄時代の頃、京都の扇絵師 宮崎友禅斎が確立させた華やかな染め物として一世風靡した染色技法。
四季折々の花鳥山水の文様などを多種多様な技法、色取り取りの色彩を用いて現した京友禅は絵画のように思うがままの文様を表現する事が可能となり、日本の伝統工芸品として着物や帯の染色技法に無くてはならない存在として現在に至るまで確固たる地位を築いています。
インドシルク 野蚕糸
インド産の野蚕糸は日本産の均質な家蚕とは異なり淡褐色や黄褐色の色味を持ち表面がザラっとして艶やかな光沢を放ちます。家蚕が桑の葉を食べるのとは異なり樫の木や自生する植物を食するタッサーシルクワーム(蚕)が吐き出すインドシルクの太い糸を緯糸に打ち込むことで野性味溢れる素朴な横畝が現れます。手織りで製織され帯一本分を約4日掛けて織り上げられます。この生地の中から帯に適した生地を厳選し帯地として使用しています。
表面がザラつき太細のある野蚕糸生地においても、しっかりと美しく染付く技術の高さに技術の高さを感じます。
手織りの風合い
機械織りでは決して味わうことの出来ない手織りの風合いはしなやかで適度な張りを持ちます。糸をいたわりながらも絹の声を聞きながらしっかりと打ち込む手織りの作業は熟練の技を必要とすること言うまでもありません。体に沿う締め心地の良さこそが手織りの魅力なのです。
表裏ともにインドシルク生地が用いられています。
京友禅の名門 西原謹製 。インドシルクの生地に京友禅の匠が染め上げたジャワ更紗模様。存在感のある意匠と深みの色彩は紬を中心としたお洒落着物を格段にグレードアップしてくれます。決して量産することが不可能であり染元においても年に数本しか製造できず展示会販売においては100万円を超える価格でも不思議ではございません。期間限定特別販売として当店だから可能となる価格でご提供させていただきますのでお見逃しなくお求めください。