ゆんたんざ はなうい
読谷山花織
満天の星のように
染織の宝庫 沖縄に伝承される手織り物
【品質】絹100%
【製織】手織り
【染料】ログウッド・他
【生地幅】約38cm(裄丈約70cm 1尺8寸5分まで対応)
【着用時期】10月~翌年5月頃(袷)
夜空に輝く満天の星のように輝く花織模様。寸分の狂いもなく整然と配された花織の正確なリズムは熟練した職人の手業だけが奏でる事が出来るのです。一度はこの世から消え去った技術を蘇らせ、我々の心を揺さぶる作品が生まれ続けています。
読谷山花織(ゆんたんざはなうぃ)
1372年 読谷山の宇座出身の泰期という人物が琉球から初めて中国へ朝貢しそれが琉球と中国の貿易の始まりだと伝えられています。そうして読谷山花織のルーツとなる絣や浮織の技術が伝来したのです。
しかし明治の頃より琉球処分など沖縄の工芸品が軽んじられるようになるとともに徐々に廃れていきます。そして第二次大戦で壊滅的な状態に陥り600年の歴史を誇る読谷山の花織は一度はこの世から姿を消してしまうのです。人々の記憶から忘れ去られたこの花織は 1964年に現地の志高い有志らにより約90年ぶりに蘇り 現在では沖縄県指定無形文化財・経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されるまでになったのです。
一度途絶えた技術を復活させるための努力と情熱は計り知れない苦労があったに違いありません。
紬糸の節がランダムに現れる様は、素朴な温もりを感じるとともに伝統工芸品の風格を際立たせます。
花織の間に絣の技法も併用され、より立体感のある豊かな表情をかもし出します。
読谷山花織の特徴は、柄となる糸を地糸とは別に織り込むことにあります。下の写真をご覧いただくと、表に現れる花織模様の色糸が裏に渡っているのがお分かりいただけます(遊び糸)。幾色もの柄糸を用いカラフルな模様を表現することが可能となります。
裏に遊び糸が渡っていますので単衣仕立ては出来ません。袷仕立てのみになりますので予めご了承ください。
沖縄の織物は全て手織りで製織されています。
布の声を聴きながら、緯糸の打ち込み加減を調節し1本1本丹念に、しっかりとそして優しく織り進められる手織りから生まれるしなやかな風合いは、決して機械織では味わうことが出来ません。
手織りは確かに手間暇が掛かりますし高度な技術を必要とするため、時間が掛かり高額になりますが、体に沿う着心地の良さは変えようのない満足感をもたらしてくれるのです。
沖縄に伝承される高度な手織物「読谷山花織」夜空に輝く星粒のように、また打ち上げ花火が広がるように美しい花織模様。粋な黒地を控えめな華やかさで彩ります。
本品はオーダーから約1年掛かってようやく出来上がって参りました。読谷山花織のお着物の生産数が非常に少なくなり、現在は滅多にお目にかかることがございません。お目に留まりましたら是非お手元にお迎えください。
スポットガーデン 筑摩和之
※写真と実物ではモニター環境などによって若干色が違って見えることがございます。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。
お仕立てはオプションより商品と同時にご注文下さい。
★本品は単衣仕立ては出来ません。袷仕立てのみですのでご注意ください。
※お仕立て方法をお選びいただく際は必ず袷仕立てをお選びください。
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※ご購入手続き完了後、すぐに注文確認メールが届きます。(自動配信メール)
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●八掛地は下の見本色からお好みの色をお選びいただき、オプション選択の八掛色記入欄に番号を入力して下さい。
※八掛地は紬向き「両駒八掛地(無地・ぼかし)」をおススメしますが、お好みの色が無い場合はパレスタイプからお選びいただいても問題はございません。
※色はご注文完了後にゆっくりお考えいただいても構いません。(八掛NO記入欄に「注文後決定」と記入して下さい。)
※当店にお任せの場合は、ご希望のお色目をご入力ください。(「○色系お任せ」など)こちらで選定後メールにて確認させて頂きます。
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