与那国花織
日本最西端に浮かぶ島
与那国島から届けられた美ら布
キラキラと輝く南国の海のように
エレガントな絹の光沢
洗練されたカラーリング
街中にも溶け込む上品さをお楽しみ下さい
【産地】沖縄県 与那国島 八重山郡
【製作者】仲嶺綾美
【品質】絹100%
【使用染料】藍・ハイビスカス・ムラサキシブキ
【製織方法】高機 手織り
【生地幅】約38cm(裄丈約71cm 1尺8寸8分まで対応)
【着用時期】10月頃から翌年5月頃(袷の季節)6月 9月(単衣の季節)
日本最西端の島 台湾を望む与那国島で500年の長きにわたり織継がれる手織り物「与那国花織」
南国の波間にキラキラと輝く光の粒のように浮かび上がる浮織の絹糸が美しく洗練された着姿を演出します。
藍染のジャパンブルーで表現された丸みを帯びた花織模様のグラデーションは可愛らしさとともにスキっとした印象に仕上げ、都会の街並みにも溶け込み帯や小物を替える事でカジュアルな装いからドレッシーな着こなしまで幅広くお楽しみいただけます。
500年と言う長きにわたって織継がれてきた与那国の織物は、首里王府への貢納品として身分の高い者しか身に着ける事が許されず、高度な技術が発達していきました。
第二次世界大戦によって壊滅的な状況に追い込まれ一時はこの世から消え去ってしまいましたが、戦後現地の人々の情熱により蘇り、現代感覚のセンスにブラッシュアップされながら織継がれています。
緯糸を浮かせることで整然と並んだ幾何学模様が織り出される花織の粒が光に反射して輝くさまは、南国の太陽が海を照らしてキラキラと輝く様に、また夜空に輝く満天の星空のように美しく、この一粒一粒に先人らの染織への想いや戦争と言う哀しい歴史が宿り人々の心を魅了するのかもしれません。
丸みを帯びた花織模様は直線的な格子柄の中に柔らか味や変化をもたらし豊かな表情をかもし出します。
下のズームアップされた画像をご覧頂くと、平織の中に緯糸で縦糸を数本覆い被せるように糸を浮かせているのがご覧いただけます。この浮織によって柄を織り出すのが花織の技法です。画像上部のメモリは1メモリ1mmですので、この織物がいかに細密で計算されつくされているのがお分かりいただけると思います。
浮き糸は糸の交差点が有りませんので光が反射して美しい光沢を放ちます。
草木染の魅力
藍・ハイビスカス・ムラサキシブキによって草木染された本品は化学染料では感じることの出来ない趣きを感じる事ができます。
目に見える色の奥に別の色が隠れているような奥深さかを言葉で言い表すことは出来ませんが、色の揺らぎといった曖昧な優しさがそこに存在するのです。
美しくエレガントな光沢
与那国島で自生する草木で染め上げられたナチュラルカラーが自然の優しさ感じさせ 手織りのしなやかさがエレガントな雰囲気を漂わせています。
紬糸ではなく生糸(きいと)を用いる事で絹が放つ艶やかな光沢を放つ洗練されたこの絹布は都会の街中にも溶け込みサラリと軽快かつ上品に着こなしていただけるのです。
また帯を変えることでカジュアルな雰囲気にも またドレッシーな印象にも仕上げてくれますので様々なシチュエーションで自在に活躍してくれるに違いありません。
※生糸(きいと)とは繭から引き出された連続した長い絹の繊維を糸にしたもので節のない綺麗な糸の事です。生糸(なまいと)と呼ぶ場合は精錬する前のセリシンが残ったままの糸の事です。
手織り~身体に沿う着心地の良さ
紋浮き織りで織り出された花織は生地を構成する地糸により柄を表現していますので裏を見ても遊び糸がございません。又ドレープ性が有り紬糸ではない生糸のサラリとした風合いですので単衣仕立てにされてもお洒落です。
※遊び糸とは花織の柄を織り出すために生地本体を構成する糸とは別に柄用の糸を織り込む事で、裏に表に出ない糸が渡っている状態の糸の事です。
本品もそうなのですが沖縄の織物は全て手織りによって製織されています。糸をいたわり布の声を聴きながら時に力強く時に繊細に緯糸を打ち込んで織り進められます。手織りによって織り上げられた布のしなやかさと安心感は機械織では感じる事は出来ません。
そして糸と糸の間の絶妙な空気感が 御召しになられた時に身体に沿い ストレスを感じさせない着心地の良さを生み出し美しい着姿に仕上げてくれるのです。
このような花織の着尺を1反織り上げるには一カ月以上の時間を要します。
手作りの織物はどうしても手織りの工程がクローズアップされるのですが、職人さんは「糸を機に掛け終われば7割は仕上がったも同然」とも言われます。
糸作りから糸染め、そして糸を機に掛けるまでには機織り以上の時間と労力がかかっているのです。最終的に手織りによって製織することで布に命が宿るのかもしれません。
500年の歴史を持つと言われる与那国織の1つ「与那国花織」日本最西端に浮かぶ南国の島から届けられた可憐かつ上品 そして洗練されたカラーリングのお着物は洋服の中に混じっても違和感なく溶け込みカジュアルな雰囲気にもドレッシーにも帯を使い分ける事で自在にコーディネートしてお楽しみいただけます。
本物の上質感をご堪能いただけると自信を持ってお勧めさせて頂きます。
スポットガーデン 筑摩 和之
トルソー着装の柄の出方はイメージです。
実際に仕立てる際には濃藍と薄藍のボーダーが生地の繋ぎ目で交互に並ぶように柄合わせされていただきます。
※濃藍と薄藍のボーダーが繋ぎ目で合うように柄袷をご希望の場合はご注文フォーム内の「フリー記入欄(店舗への要望)」に「ボーダーの色を揃える」とご記入下さい。
※写真と実物ではモニター環境などによって若干色が違って見えることがございます。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。(お仕立てはオプションより商品と同時にご注文下さい)
※ご購入手続き完了後、すぐに注文確認メールが届きます。(自動配信メール)
その後、通常24時間以内に店舗(店主 筑摩)よりお仕立て内容についてのメールを送りますので今しばらくお待ちください。
お仕立てに関して詳しくはこちらをご覧ください。
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★ご提案以外の八掛地の色をご依頼される場合は「八掛色NO」記入欄にご希望の色を記入して下さい。メールにて最終確認させて頂きます。
※色はご注文完了後にゆっくりお考えいただいても構いません。(八掛NO記入欄に「注文後決定」と記入して下さい。)
※本品はボカシタイプの八掛地をおススメ致します。
※無地を選ばれますと、反物が薄色の為 胴裏地と八掛地の境目が表に響きますので予めご了承下さい。
※紬向けの両駒・縮緬向けパレスどちらからでもお好みをお色をお選びください。
【八掛地は下の画像をクリックしてお選びください】