光佳染織 横内佳代子
草木染 綾織
ただひたすらに美しい着姿を追求
静かに佇む風格
森田空美さんが選ぶ「永く着られる30年きもの」
【製造元】光佳染織 横内佳代子
【品質】絹100% 経糸:手引き座繰糸 緯糸:手引き座繰玉糸
【使用染料】草木染(渋木・矢車・藍)
【製織方法】高機 手織り 綾織
【着用時期】9月~翌年6月頃(単衣・袷)
【長さ】織上がり約540cm
※お仕立て上がり約370cmにさせて頂きます。ご希望の長さがございましたらご購入手続きの際、フリー記入欄にてお知らせください。
ただひたすらに着心地の良さを追求
長野県松本市で2人の女性染織家によって営まれている工房「光佳染織」その1人 横内佳代子氏の作品です。
座繰機で手引きされた絹糸が生み出す手織り物は布の美しさを最大限引き上げてくれるのです。
渋木と矢車で草木染されたグレーとアイボリーお色目の中に藍がアクセントとなり、市松文様が角度によって浮かび上がる様は、座繰糸が放つ光沢と相まってエレガントかつ洗練された上質感を漂わせ、ドレープ性に富んだ風合いゆえに豊かな表情を見せてくれます。
この綾織の絹布は肉厚感がありながらもしなやかさを兼ね備え、新品なのに長年愛用していたかのようなしな心地よさは、糸の撚りに工夫を凝らした光佳染織さんならではの魅力が詰まっているのです。
綾織の藍が丸みを帯びたラインになり柔らかな印象をかもし出します。
心安らぐ草木染の曖昧さ。
本品は矢車と渋木、そして藍を用いた草木染で染色された糸が用いられています。まろやかな優しさを漂わせるとともに、工芸染織としての風格を感じさせます。目に見える色の向こうに別の色が見え隠れするかのような曖昧な色の揺らぎこそが草木染の魅力であり、我々はそれを「深み」や「味わい」と表現するしかないのです。
座繰り機を用いて手引きされた座繰糸の渋く輝く光沢と、しっかりと、そしてしなやかな風合いは着姿を美しく仕上げてくれるとともに、抜群の締め心地の良さを実感していただけます。
本郷孝文氏の元で染織の技術を極められた本作品の製作者 横内佳代子さん。同じく本郷氏に師事されていた代島光子さんと2人で2001年に独立し光佳染織を立ち上げられました。以後20年以上に渡って着物愛好家の心を魅了する作品を世に送り続けておられます。
きもの研究家 森田空美さんが選ぶ、「永く着られる30年きもの」にも光佳染織のお品が紹介されており、作品の素晴らしさを物語っています。
座繰機を用いて手引きされた糸の風合いへの拘りの他、現在では存在そのものが希少になった竹製の筬を用いて緯糸を打ち込む糸をいたわる道具への拘りといった全てが美しい着姿に繋がるのです。お二人の師である本郷孝文氏の「着心地の良さの追及」という考え方、更にさかのぼれば本郷氏の師「柳悦博氏 ※民藝運動の祖 柳宗悦氏の甥」の、日常生活の中に有る工芸品の美しさといった民藝の考え方が源流となっているでしょう。
光佳染織
横内 佳代子
1963年・・長野県松本市生まれ
1986年・・東京造形大学デザイン科卒業
1986年~1994年・・服地のデザインに携わる
1994年・・本郷孝文氏に師事
2001年・・代島光子氏と共に光佳染織を設立
高度な技術で手織りされた綾織市松模様、まろやなかな色味は自然の風景から都会の街並みまで違和感なく溶け込み、お着物とのコーディネートでカジュアルな装いにも、またドレスアップした着こなしまでシーンに合わせて幅広くお楽しみ下さい。
森田空美さんが選んだ「永く着られる30年きもの」の名が示す通り、本物の上質感をご堪能いただけると自信を持ってお勧めさせて頂きます。
スポットガーデン 筑摩 和之
※写真と実物とはモニターや画像処理の関係上、若干異なる場合がございますので予めご理解ください。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、オプションからそれぞれの項目をお選びください。
※お仕立てをご依頼の場合には、オプションからそれぞれの項目をお選びください。
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【お仕立てについて】
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平らにして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
(帯ガード加工※水を弾く加工です)
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※国内手縫い仕立てです。
※お仕立て期間:約3週間