本場塩沢
鬼しぼ本塩沢
林宗平工房
単衣の季節に最適
手織り 雨絣
【産地】新潟県
【製造元】林宗平工房
【品質】絹100% 強撚糸
【絣】縦絣
【着用時期】お勧め:単衣シーズン ※裏地を付けて袷の季節も着用可能です。
【生地幅】約39cm(裄丈72cm 1尺9寸程度まで対応)
着物愛好家なら1着は手に入れたいと熱望する伝統工芸品 本塩沢。布の表面に現れる独特のシボ立ちとシャリっとした風合いはサラッとした手触りを生み出し単衣の季節に最適です。多色使いでランダムに配された縦絣模様はシンプルでありながらも奥行や豊かな表情をかもし出すとともに、工藝味溢れる風格を漂わせ着物愛好家の心を掴んで離しません。
織りの伝統産地 塩沢の中でも全国の専門店筋や着物愛好家から一目置かれる「林宗平工房」謹製の鬼しぼ本塩沢。生産数も限られており、目にする機会も少ないお品です。
伝統に裏付けられた手織りによって製織された本塩沢は、しなやか且つしっかりとした風合いに仕上げられ、 身体に沿う着心地の良さをご堪能いただけます。塩沢とうたっている品の中には安価なものもございますが、それらとは全く異なる生地の肉厚さゆえの重厚感としっかりとしたシボ立ちは、身に纏った時の安心感を実感していただけエレガントな着姿を演出してくれるのです。
本塩沢
単衣着物に適した織物の代表格として人気を博する「本塩沢」新潟県魚沼市を中心として生産される伝統織物で、国の重要無形文化財である越後上布の技術を絹に応用し 約350年前から生産されるようになりました。
緯糸には1mあたり2000回転以上の撚りをかけ、糊付けして撚りを固定した「強撚糸」が用いられています。製織後に湯に浸けて手で揉み込む事によって糸を固定させていた糊が落ち、撚りが戻ろうとする力が働くことで表面に細かなシボが現れます。また、本塩沢は紬糸ではなく生糸を用いていますので光沢があり、素朴というよりは洗練されたエレガントな雰囲気に仕上がるのも特徴の1つです。
最高級「鬼しぼ本塩沢」
本塩沢の特徴であるサラリとした肌触りは単衣のシーズンに適しています。緯糸に糊を効かせた強撚糸(強い回転を掛けた糸)を織り込み広幅で製織した後に、湯の中で手揉みをすることで撚りが戻ろうとする力が働き生地の表面に細かなシボ(凹凸)が生まれます。このシボが肌に密着するのを防ぎサラッとした風合いの織物に仕上がります。
湯揉みを行うことで2割も縮むということですから、整理後の反物幅が約39cmありますので実に8cm程度も縮むのです。そして本塩沢と呼ばれる反物の中でも「鬼しぼ本塩沢」と呼称される非常に高い大きなシボが現れるとともに、織り目が詰まったしっかりとした風合いに織りあがるのです。
春から初夏 また初秋から秋の単衣シーズンに最適な生地として人気を博しており 単衣の着物と聞いて一番に思い浮かべるお着物が「本塩沢」ではないでしょうか。
昨今は11月頃でも温かい気候になるとともに暖房設備が行き届いています。また早ければゴールデンウイークの頃に夏日になるなど単衣着物をお召しになる期間が長くなっておりますので、本塩沢をワードローブに加えれば必ず重宝していただけるに違いありません。また、裏地を付けて袷着物としてもお召しいただけますのでお住いの地域の気候やお好みにおおじてお仕立て方法をお選びください。
※気候によっては真冬でも単衣仕立ててお召しいただくことが可能です。
パッと見は気付きませんが、黒を基調とした中には様々な色糸が織り込まれています。紫に茶、黄櫨染(オレンジ)やブルー・グリーン・ピンクなど多色使いになっていますので、様々な色が見え隠れすることで濃地でも深みのある豊かな表情を漂わせます。そして、雨が降っているかのような縦絣になっており奥行き・立体感のある着姿を演出してくれます。
この色使いも林宗平工房のこだわりの一つであり、時代にマッチするお洒落さを感じさせてくれるのです。
雨絣
雨が降っている様子を表すような縞が縦絣の技法で表現されています。ラインがスーッと消えていくような絣模様は動きに合わせて揺らぎ、流れるようにスマートな着姿に仕上げてくれます。
手織りの魅力
「とんとん♪ とんととん♪」ただひたすら機に向かい緯糸を打ち込んでいく。布の声を聞きながら糸を労わるように、しかし力強く織り進める手織りの作業は、常に心を乱す事が許されない正確さが求められます。それは自分自身と向かい合い我を見つめ直すかのような作業であり、集中力と根気強さが求められます。高度な技術と人の感度によって、糸の状態や湿度などを見極めて打ち込み具合を加減する。機械織りでは感じられない優しさは人の手がもたらす温もりであり、体に沿う着心地の良さが手織り最大の魅力なのです。
「とんとん♪ とんととん♪」ただひたすら機に向かい緯糸を打ち込んでいく。布の声を聞きながら糸を労わるように、しかし力強く織り進める手織りの作業は、常に心を乱す事が許されない正確さが求められます。それは自分自身と向かい合い我を見つめ直すかのような作業であり、集中力と根気強さが求められます。高度な技術と人の感度によって、糸の状態や湿度などを見極めて打ち込み具合を加減する。機械織りでは感じられない優しさは人の手がもたらす温もりであり、体に沿う着心地の良さが手織り最大の魅力なのです。
林宗平工房…親子三代 染織に捧げる情熱
新潟県魚沼市六日町に工房を構える「林宗平工房」東に駒ヶ岳、中之岳、八海山と連なる越後三山を望むこの地域は雪国越後の中でも有数の豪雪地帯で半年ものあいだ雪に閉ざされます。その期間に農家の副業として、糸を績み、機を織ることは重要な収入源でした。雪国の湿気と苧麻との相性は抜群に良く、長い間農家の生活を支えていました。昭和18年 初代 林宗平が創業後、正機、秀和と三代に渡り「重要無形文化財 越後上布」をはじめ、「塩沢紬・本塩沢」といった塩沢の織物を守り続けるとともに、時代に合わせた新しいモノづくりを続けておられます。
昭和53年 平成17年には全国織物競技大会において内閣総理大臣賞を受賞 平成12年、越後上布2点を文化庁に買い上げされるなど塩沢産地においても最高峰の品を作り続けておられる名門の織元です。
地道で手間暇が掛かった手仕事をただひたすらに伝承する根幹には、良い品を届けたいという強い思いが存在します。良い品というのは良い品質である事は当然のことながら、現代にマッチしたデザインであり、色であらねばなりません。
そのために、全国各産地の織物を勉強するだけでなく、消費者の話を積極的に聞くなど常に見聞を広げておられます。
品質×現代にマッチしたセンス これらが合わさってこそ本当の良い品と言えるのです。
林宗平工房が手掛ける品々は生産数が極めて少ないながらも着物通の方から専門店筋に至るまで、プロが唸る見事な作品を世に送り届けておられるのです。
単衣シーズンのワードローブに加えたいお着物「本塩沢」秋・冬・春を通じてお楽しみください。着心地の良さと伝統工芸品の風格をご堪能いただけます。織りの伝統産地 塩沢の中でも全国の専門店筋や着物愛好家から一目置かれる「林宗平工房」謹製の鬼しぼ本塩沢。生産数も限られており、目にする機会も少ないお品です。
お目に留まりましたら是非お手元にお迎え頂きましたら幸いです。
スポットガーデン 筑摩和之
※写真と実物ではモニター環境の違いなどにより若干色目が異なって見える場合がございますので予めご了承下さい。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。(お仕立ては当ページのオプション選択より商品と同時にご注文下さい)
【お仕立て期間】
海外縫製 約50日 国内縫製 約40日
※支払後 寸法確定後の所要期間です。
※GW お盆 年末年始など長期休暇が絡む場合は10日程余分にお日にちを頂きます。また混みあう場合も余分に日数がかかる場合がございますので予めご了承ください。
単衣仕立てにおススメですが、袷仕立てでもお召しいただけます。
※パレスタイプからお選びください。
【八掛地は下の画像をクリックしてお選びください】
※色はご注文完了後にゆっくりお考えいただいても構いません。(八掛NO記入欄に「注文後決定」と記入して下さい。)
お仕立てに関して詳しくはこちらをご参照ください。。
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