◆産地:福井県鯖江市
◆製造者:佐々木理恵
◆品質:経糸(綿100%)緯糸(綿90% 竹紙10%)
◆使用染料:藍 人参(葉)
◆長さ:約490cm
◆着用時期:9月頃~翌年6月頃(袷・単衣の時期※真夏除く)
◆自然の優しさと手の温もり【蘇った希少な綿織物】糸を手で紡ぎ、草木で染め、手織りされた 作り人の思いが詰まった【越前石田縞】
ハイセンスな格子のデザインと、草木染による配色が現代にマッチしてカジュアルながらも安っぽさを微塵も感じさせず上質なたたずまいを演出してくれます。
昭和の始め一度この世から姿を消した織物「石田縞」。製造者【佐々木理恵】さん等の手によって蘇り「福井県郷土工芸品」として細々と織り続けられています。
手紡ぎされた木綿糸を「藍」「人参(葉)」によって染色され、高機で手織りされた とても手間暇のかかった九寸名古屋帯です。
「人参の葉」による渋い薄草色と「藍」濃淡とのコントラストが美しくセンスの良さを醸し出しています。
また、綿特有の「風合い」と「節」が温もりと素朴さを併せ持った本当に味わい深い手織物です。
【石田縞の歴史について】
『ギッチャコーバッチャコーで1銭5厘儲けた、ギッチャコーバッチャコーはやめられない』 機織り唄を歌いながら昔の人は自分の家で使う布を織った。機の織れない者は嫁にもいけなかったという。夏のお盆に実家に帰るときは子供を背負い、戻るときには石田縞で布団を作ってからそれをそれを背負って家に戻る事もあった。昔はそういう暮らしだった。
石田下では、村全体で石田縞や織物を織っていたという印象だ。機織りの手伝いに工場に行って来いと小さな子が言われ、「おかぁちゃんのおっぱい飲ませてくれたら行く」と駄々をこねたこともあった。女の子は小学校卒業の前に「うちに来てくださいね」と工場の女将さんが挨拶に見え、自分は織子さんになるのだと思っていたという。
石田地区は昔、洪水のたびに田畑が石の野原になってしまうので「石田」と呼ばれたという説があります。そこで江戸時代の文政年間、高島善左衛門が奮起し、縞織物の盛んな美濃で織物を習い、職工を招き工場を建て、それが石田縞の始まりです。そして農業だけでは苦しい生活の中、副業産業として発達し、明治33年(1900年)頃には、3万反の生産高に達しました、石田縞は福井県下の学校制服にも指定されることで固定需要が生まれたこともあり、大正10年(1921年)には生産高は27万反にもおよびました。しかし、昭和に入ると生活様式の変化で制服もセーラー服へと変化していき、近代化された工場の台頭など様々な要因から石田縞は徐々に姿を消しました。
※以上 鯖江市繊維協同組合ホームページより抜粋
お太鼓から腹にかけて格子柄のある六通です
○写真と実物ではモニター環境などにより若干色が違って見える場合がございます。
○価格にはお仕立て代は含まれておりません。お仕立てはオプションよりご注文下さい。
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【お仕立てについて・・】
お仕立てをご希望の場合はオプションにて各項目からお選びください。
国内仕立て お仕立て期間:約20日
※ご注文完了後に発送予定日をメールにてご連絡させていただきます。
※お急ぎの場合はご注文の際にご相談下さい。
・お仕立て方法:
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
【帯ガード加工】
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※国内手縫い仕立てです。
★縮緬や塩瀬などの素材には帯には起毛芯をお薦め致します。(オプションにて選択してください)
★ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい 。