こんなにも可愛らしい花織を見たことありますか☆
沖縄で工房を構える作家 宮良せい子さんの感性と技から生み出される手織りの一級品。
樹木が立ち並んだ情景を伝統の緯浮織技法で表現されたお洒落で個性的な九寸名古屋帯を締めれば心も弾みます☆
2018年「美しいキモノ 春号 2/20(火)発売」に掲載。
【産地】沖縄県
【品質】絹100%
【糸染色】フクギ・化学染料
【製作者】宮良せい子
【長さ】約5.3m
【着用時期】袷(10月~翌年5月)単衣(6月・9月)
女優 栗山千明さんが着用されています
※着物は他店商品です。
立ち並ぶ樹木をメルヘンチックな雰囲気でデザインされた花織の名古屋帯。
これは並木道でしょうか☆春には春の、秋には秋の、そして冬には冬の情景であるかのように、お使いになる季節に溶け込む色使いがとても不思議な感覚を漂わせます。
沖縄で代表的な草木染めである”フクギ”で染色されたイエローがかったクリームベージュの地色に少し渋みのあるカラーリングであしらわれた模様。そこに可愛らしさとシックな落ち着きとが絶妙に入り交じり、年代を選ばず全ての方にお使いいただけます。
※化学染料も併用されています。
直線的に整然と並んだ木々の連続感に曲線で表現された横段の構図バランスが樹木と言うモチーフと合わさり女性らしい柔らかで優しい表情を見せてくれています。
抽象的な柄を表現した花織が多い中で、ほんとうにこんなデザインの花織は見たことがありません。
これぞ、"作者 宮良せい子さん"の常識にとらわれない個人作家としての感性が冴えわたる作品に仕上がっているのではないでしょうか。
沖縄県浦添市に工房兼ご自宅を構えられる”宮良せい子”さん。
読谷山花織の人間国宝である故 与那嶺貞さんに師事しその技を極められました。
手花・読谷山・首里・二重織と様々な花織の技法を習得し自在に操る事で作品を世に生み出されています。
下の裂は宮良さんが織られた花織技法のサンプルを問屋さん経由で頂いたものです。
それぞれの技法を裏から見るとその違いが分かると思います。
※本品は下のサンプル表現では【読谷2】と記されている技法が主に使われているようです。
※本品は下のサンプル表現では【読谷2】と記されている技法が主に使われているようです。
【手花(てぃーばな)織】花織の部分にのみ柄糸を織り込む技法。
【二重織】【首里】は地糸で花織の模様を織り出しているため裏に柄の遊び糸が渡っていません。更に「二重織」という特殊な技法は首里織に比べ、裏がよりフラットになっているのが特徴で、宮良さんだけが成しえることが出来る技です。
【読谷山織】は柄専用の緯糸が織り込まれるため柄の粒が表に出ない部分の緯糸は裏に遊び糸となり渡っています。
沖縄の織物は全て手織りであり本品ももちろん例外ではありません。
緯糸を打ち込むごとに、人の想いが絹布に宿り温もりを感じさせ、打ち込みの力加減を職人の技で絶妙に調節することで機械織では味わうことの出来ないしなやかさが生まれます。
そこに確かな技術がなければただの不揃いで頼りない織物になってしまい、帯として使い物にならなくなってしまいます。
紬糸を使わず生糸で製織された帯地はしなやかで光沢があり、紬の着物から染めの着物まで上品でお洒落にお使いいただけます。
宮良せい子さんのルーツとなった「読谷山花織(ゆんたんざ はなうい)」の歴史は古く、およそ600年の歴史を誇ります。
琉球王朝が栄えていた15世紀頃、中国や東南アジアとの交易によって浮織の技術が伝来し、琉球の地において独自に発展していきました。その技術は代々受け継がれてきましたが、江戸時代から明治時代への移り変わりの中で衰退し、第二次大戦において壊滅的なダメージを受け一時はその技術は廃れてしまいました。
そんな中、1964年に読谷村の有志らの情熱によって復刻されたのです。そしてその読谷山織花織の復興に向けて中心的な役割をはたした宮良せい子さんの師である与那嶺貞(よなみね さだ)さんが1999年 ”人間国宝”に認定されました。
一度はこの世から消え去った花織を蘇らせ、また新たな感性によって次世代に伝承される織物は、600年の伝統とともに、復興に向けての血のにじむような努力と情熱がその根底にあるのです。
琉球の花織がなぜこれほどまでに魅力で人の心をつかむのか、それは目に見えるデザインや色の美しさだけではない歴史と言う奥深さが根底にあるからなのでしょうか。
「沖縄県工芸公募展 最優秀賞」をはじめ「沖展入選」など数多くの受賞歴を持ち、作品への高い評価を得ている作家”宮良せい子”さんの最新作。【2018年 美しいキモノ 春号 2/20(火)発売】にてモデル掲載の作品を是非お手元にお迎えいただければ幸いです。
お仕立てをご依頼される場合にはお太鼓から覗く垂れ先を無地で仕立てるか、柄で仕立てるかをオプション選択からお選びください。
※写真と実物ではモニター環境などにより若干色が違って見える場合がございます。
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【お仕立てについて・・】
お仕立てをご希望の場合はオプションにて各項目からお選びください。
国内仕立て お仕立て期間:約20日
※ご注文完了後に発送予定日をメールにてご連絡させていただきます。
※お急ぎの場合はご注文前に到着希望日をご連絡下さい。
・お仕立て方法:
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
(帯ガード加工)
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※国内手縫い仕立てです。
★ ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい 。
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国内仕立て お仕立て期間:約20日
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【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
(帯ガード加工)
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※国内手縫い仕立てです。
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