城間栄順
現代紅型界の巨匠
現代の名工
沖縄県指定無形文化財「びん型」保持者
生涯職人に拘り続ける染色家
タツノオトシゴ
オールシーズンご使用ください
諸紙布 柿渋染
小千谷織 くるまや工房
伝統工芸士 高橋克明
【製作】城間栄順
【帯地:品質】諸紙布:和紙100% 染色:柿渋染
【帯地:製造元】小千谷織 くるまや工房 伝統工芸士 高橋克明
【柄:染色】顔料
【着用時期】オールシーズン 通年お使いいただけます。
【長さ:お仕立て上がり時】約370cmにさせていただきます。※ご希望の長さがございましたらご注文手続きの際、フリー記入欄からお知らせください。
※最大約400cmまで可能です。
紅型三宗家の1つ「城間家」15代当主 城間栄順氏が生み出す琉球染色の極み。
現代紅型の礎を築いた巨匠 城間栄順氏の作風は沖縄の自然や歴史そして文化への愛と尊敬の念が込められています。
珊瑚に尾っぽを巻き付けてぷかぷかと向かい合うツガイのタツノオトシゴが愛嬌たっぷりに個性を振りまきます。そして重厚な深みを放つ色彩は個性あふれる意匠にしっとりとした高級感を醸し出すのです。
美しい曲線が奏でる型染めの妙技は正統派としての伝統美に加えて現代紅型を確立させた職人の誇りから湧き立つ風格が滲み出ているかのようです。
奇をてらう個性では無く、ただひたすら製作という地道な作業の中で培われた個性とでも言うのでしょうか。地に足を付けたモノづくりゆえに人々の心の奥深くに沁み入ってくるのです。
帯地には小千谷織の諸紙布に柿渋染が施された織物が用いられ、透明感あふれる紅型染めの美しさに自然の素朴な趣が融合し唯一無二の魅力がご堪能いただけるとともに、軽くて強靭な諸紙布は通気性にも富みますのでオールシーズンお使いいただけるのも魅力です。
※和紙は水に弱いと誤解されている方も多いですが、実際には水に強い素材です。
海の底で珊瑚に尾っぽを巻き付けて浮かぶツガイのタツノオトシゴ。
愛嬌たっぷりのタツノオトシゴを深みのカラーリングで表現することで、大人っぽさや高級感といった魅力が感じられるのです。
タツノオトシゴ
登り龍が産み落とした子だと言い伝えられ縁起の良い生き物だと考えられています。また、雄のお腹にある袋の中で雌が産んだ卵を孵化するまで大切に育てることから「縁結び」や「夫婦円満」の象徴とも言われています。
紅型界の巨匠 城間栄順
紅型染を代表する「城間栄順」氏が、国の重要無形文化財技術保持者(人間国宝)の打診を断ったことはあまりにも有名な逸話となっています。栄順氏の父である栄喜氏が同じく人間国宝を断ったことも影響しており、「父が断ったものを私が受けるわけにはいかない」という謙虚さと「生涯職人」としての誇りがそうさせたと言われています。(その後、玉那覇有公氏が琉球紅型として初めて人間国宝に認定されました)
一般的な紅型染の着物や帯には「沖縄県紅型検査済之証」のラベルや「沖縄県の証」などが付いていますが、城間氏の作品には一切付いておらず、ただ一つ「城間栄順」の落款のみが押されています。
そこに、城間氏の第一人者としての誇りが感じられるとともに、本物だけに許される揺るぎない技術への信頼と尊敬の念が感じられるのです。
一般的な紅型染の着物や帯には「沖縄県紅型検査済之証」のラベルや「沖縄県の証」などが付いていますが、城間氏の作品には一切付いておらず、ただ一つ「城間栄順」の落款のみが押されています。
そこに、城間氏の第一人者としての誇りが感じられるとともに、本物だけに許される揺るぎない技術への信頼と尊敬の念が感じられるのです。
※城間栄順さんの落款には「城間栄順」「栄順」と種類がありますが、違いに意味はないと聞いています。
【紅型染 作者の迸る感性と力強い色彩美】
琉球王朝の頃より伝承される伝統工芸品「紅型染」
沢岻(たくし)家 城間家 知念家を紅型三宗家と呼び、琉球王朝の加護を受けながらその名を馳せていました。
明治に入り廃藩置県後の琉球処分による琉球文化が軽んじられた時代から、第二次世界大戦など 幾度となくこの世から姿を消しさりそうになりました。しかし、戦前、民藝運動の祖と称される「柳宗悦(やなぎ むねよし)」氏から「沖縄は染織の宝庫であり今なお高度な技術をもつ工芸品がこれほどまでに残っているのはまさに奇跡だ」と言わしめた伝統工芸技術を戦後の混乱の中蘇らせたのが、城間栄順氏の父 城間家14代当主 栄喜氏であり知念積弘氏でした。
南国沖縄の自然の美しさや大らかさの中に、人々の血のにじむような努力と情熱、そして戦争と言う悲しい歴史が刻み込まれたゆえに、それらが目に見えない深みとなって更に心に響く染物になっているのではないでしょうか。
紅・・様々な色 型・・様々な柄
1人の職人が図案を考え型を彫り、染め上げる。一貫して作り出されるがゆえに職人の感性がダイレクトに宿り個性豊かな作品が生み出されるのです。
紅型染が京友禅や加賀友禅、江戸小紋など他の染物と異なる部分は柄を「顔料」によって染められていることです。他の染物は一般的に「染料」が使用されています。水に溶けない性質を持つ顔料の力強い色彩は南国沖縄の太陽や色とりどりの自然の色にも負ない重厚な存在感をかもし出します。そして顔料の特性である水に溶けない性質が可能にする重ね染め「隈取り」の技法によって立体感・奥行きが生まれるのです。
紅型染の力強い存在感は
【顔料を使って柄を染める】
【隈取りによって奥行きが生まれる】
この2点が友禅染や他の型染めと異なる大きな要素となっています。
琉球王朝の頃より伝承される伝統工芸品「紅型染」
沢岻(たくし)家 城間家 知念家を紅型三宗家と呼び、琉球王朝の加護を受けながらその名を馳せていました。
明治に入り廃藩置県後の琉球処分による琉球文化が軽んじられた時代から、第二次世界大戦など 幾度となくこの世から姿を消しさりそうになりました。しかし、戦前、民藝運動の祖と称される「柳宗悦(やなぎ むねよし)」氏から「沖縄は染織の宝庫であり今なお高度な技術をもつ工芸品がこれほどまでに残っているのはまさに奇跡だ」と言わしめた伝統工芸技術を戦後の混乱の中蘇らせたのが、城間栄順氏の父 城間家14代当主 栄喜氏であり知念積弘氏でした。
南国沖縄の自然の美しさや大らかさの中に、人々の血のにじむような努力と情熱、そして戦争と言う悲しい歴史が刻み込まれたゆえに、それらが目に見えない深みとなって更に心に響く染物になっているのではないでしょうか。
紅・・様々な色 型・・様々な柄
1人の職人が図案を考え型を彫り、染め上げる。一貫して作り出されるがゆえに職人の感性がダイレクトに宿り個性豊かな作品が生み出されるのです。
紅型染が京友禅や加賀友禅、江戸小紋など他の染物と異なる部分は柄を「顔料」によって染められていることです。他の染物は一般的に「染料」が使用されています。水に溶けない性質を持つ顔料の力強い色彩は南国沖縄の太陽や色とりどりの自然の色にも負ない重厚な存在感をかもし出します。そして顔料の特性である水に溶けない性質が可能にする重ね染め「隈取り」の技法によって立体感・奥行きが生まれるのです。
紅型染の力強い存在感は
【顔料を使って柄を染める】
【隈取りによって奥行きが生まれる】
この2点が友禅染や他の型染めと異なる大きな要素となっています。
諸紙布 柿渋染 オールシーズン対応生地
本品の染地には、織の名産地「小千谷織」の名門織元「くるまや工房」謹製の諸紙布の生地が用いられています。※諸紙布(もろしふ)とは、縦糸と緯糸の両方に和紙を撚り合わせた糸を用いて製織された「和紙:100%」の織物のことを言います。
和紙糸で製織された織物は、軽くて強靭であり素朴な味わいを放つとともに、通気性に富みますので夏にも適しており、春夏秋冬オールシーズンお使いいただける優れものです。
そして渋柿から抽出した天然染料を用いて茶系に染め上げられた色の深みとまろやかさは諸紙布の味わい深さを更に増幅させるのです。
一般的な柿渋染は織り上げた生地を染料に浸ける後染めが主流のなか、くるまや工房さんの場合は糸の段階で柿渋染めを施す先染めの織物です。何度も丹念に重ね染めし、一年以上も「自然重合」させた和紙糸は、染料が浸透し色の深みが増すとともに色落ちの心配も軽減されるのが特徴です。
故に、本品は帯地単体としても価値ある逸品に紅型染が施された贅沢な最高級品なのです。
和紙は水にも強い素材です。
縦糸と緯糸の両方に和紙糸を用いた和紙100%の諸紙布。
小千谷の織物
その昔、麻を自家栽培し 農村の女性達が冬の副業として機を織っていたことを起源とする織物は、縮技術の導入と共に小千谷縮へと発展し江戸時代1,700年代後半には一世風靡し、最盛期には年に20万反もの生産数を誇りました。その後、麻織物の技術を絹に応用して絹織物(小千谷紬・小千谷織)が生産されるようになり現在では絹織物や綿織物、そして重要無形文化財をはじめとする「小千谷縮」の産地として、小千谷ブランドの確固たる地位を築き人気を博しています。
※本品は小千谷織の製造元「高三織物 くるまや工房」さんが、和紙の糸に柿渋染を施し織り上げた諸紙布の生地に紅型が染め上げられています。
高三織物 くるまや工房 伝統工芸士 高橋克明
雪深い里 新潟県小国町に工房を構える「くるまや工房」柿渋染や柿泥染、そして松煙染など天然染料や、絹の他、麻や和紙などの自然布を用いた作品の数々を世に出されており、着物愛好家や専門店筋から絶大な人気を博しています。
沖縄に伝承される憧れの品紅型染。巨匠 城間栄順氏の技術と久米島紬が融合し、至高の逸品に仕上がりました。藍濃淡で表現された古典調のお洒落な意匠、そして何よりも栄順氏の沖縄への愛情が詰まったお品は全国の逸品着物とコーディネートしても存在感を放つに違いありません。
米寿を過ぎて今なお現役を貫く職人の誇りを感じてください。
スポットガーデン 筑摩和之
※写真と実物とはモニターや画像処理の関係上、若干異なる場合がございますので予めご理解ください。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、本ページ内に設置のオプションから各項目をお選びください。
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【お仕立てについて】
【八寸名古屋帯】
1「松葉仕立て」
1,620円
手先から約38cm(1尺)半分に折ってかがります。
※最も一般的なお仕立て方法です。
※手先が半分になっているので締めやすくなっています。
2「平仕立て」
1,620円
手先を半分に折らずに全て平らのまま仕立てます。
※胴巻部分の帯巾を調節したい方におすすめです。
※国内ミシン仕立てです。
※手縫いをご希望の場合には別途3,240円かかります。(オプションより選択)
※お仕立て期間 約20日