希少な伝統織物「先染め 牛首紬」
800年の歴史に育まれた絶品の手織物
経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品をお洒落に着こなす
粋で通な装い ブルーグレー無地
日本有数の豪雪地帯 霊峰白山の自然に育まれながら800年の時を経て今なお織継がれる高級手織物「牛首紬」美しい光沢と滑らかな風合いの織物を身にまとえば何とも言えない贅沢な気分にいざないでくれる事でしょう。
【産地】石川県
【製造元】白山工房(西山産業)
【品質】絹100%(縦糸:生糸 緯糸:玉糸)
【着用時期】10月頃から翌年5月頃(袷の季節)5月頃から6月・9月(単衣の季節)
【生地幅】約38.5cm(裄丈71cm 1尺8寸8分まで対応)
粋で通な装いを演出してくれるブルーグレーの無地。エレガントな雰囲気を漂わせるドレープ性と美しい光沢をダイレクトに伝えます。緯糸に織り込まれた玉糸のランダムな節が無地場に見え隠れし 紬織物の趣き深さをかもし出しています。
重厚感さえ感じさせる無地の牛首紬 カジュアル感覚の名古屋帯から少しあらたまった雰囲気の袋帯まで、染帯 織帯に関わらず幅広くコーディネートしてお楽しみ下さい。
先ほどから本品を「無地」と表現していますが 実は経糸には紫・白・アイボリーの3色の糸を、そして緯糸は濃いブルーグレーの玉糸の合計4色の糸を用いて織り上げられており、細かな細かな織模様が現れています。4色の糸を使用することで一見すると無地に見えるものの奥行のある深みの色に仕上がっているのです。
気品や風格を漂わせる伝統の手織物 ふっくらと それでいてしなやかな風合いを併せ持つ極上の絹布 それが「先染め 牛首紬」です。身に纏われた時の体に沿う着心地の良さ しっかりとした安心感 生地の風合いは 全国産地織物として最高峰の1つと言って間違いありません。
琉球の花織や本場大島紬・結城紬のような細密な絣織物でもありません。お柄自体は普通の先染めの縞模様なのですが その生地の風合いは触れて 御召しになられれば必ず感動していただけるに違いありません。
シンプルだけに誤魔化しの効かない上質感 それほどまでに糸に拘り生み出される織物が牛首紬なのです。
【牛首紬とは】
日本有数の高級紬として名高い「牛首紬(うしくびつむぎ)」不思議な名前の語源は生産地である石川県白山市白峰が明治の初期まで守護神「牛頭天皇(ごずてんのう)」に由来して「牛首村」と呼ばれていた事に端を欲します。
牛首紬は緯糸全てに玉糸が用いられています。(経糸は生糸です。以前は経糸・緯糸ともに玉糸が使用されていたそうです。)
その織物は艶やかな美しい光沢を放ち ふっくらとした風合いと”しなやかさ”を兼ね備えています。紬織物にありがちなガザつきなど微塵もなくエレガントささえ感じる風格を漂わせています。
民藝的な「素朴さ」というよりは「優雅」と表現する方がしっくりとくるのです。
牛首紬の命ともいえるのが”のべ引き”と呼ばれる糸作りにあります。緯糸に使用される”玉糸”とは2頭以上(普通は2頭)のお蚕さんが共同して作った繭から引き出された糸なのですが、糸が絡まり合っている為、大小の独特の節があり糸を引き出す作業が非常に難しく熟練した技術と勘が必要とされます。
本来、太さが均質で綺麗な生糸が出来ない玉糸はクズ糸なのですが、そのクズ糸を使い牛首紬は生産されるようになったのです。
職人の手によって引き出された玉糸は弾力性と伸張性に優れ、製造工程の1つである”糸叩き”により更に空気を含み繊維がしなやかになる事で、牛首紬でしか味わうことの出来ない滑らかな生地が生まれます。(独特の滑り感といってもいいでしょう)そして真綿紬糸を使わず生糸と玉糸のみで製織された織物はスキっとした風合いを兼ね備え、体に沿う着心地の良さを感じていただけるのです。
今から約800年昔、平治の乱で敗れた源氏の落人が牛首村に流れ着き、その妻が機織りの技術に優れ村の女性達に伝授したのが牛首紬の起源だという伝説があります。
白山麓の急こう配な地形により農耕に適した土地ではなかった牛首村では養蚕が大きな収入源だったようです。
高機による手織りで製織される牛首紬は、その命とも言える手挽き糸の良さを損なう事なくダイレクトに伝えてくれます。
牛首紬の産地においては現在「白生地」の生産が大半を占めおり 白生地として製織された織物を卸し、京都を中心として白生地の上から友禅染が施された製品の流通が殆どです。以前は全て手織りによって製織されていましたが、より均質な白生地生産・職人さん不足により機械織機を導入されるようになりました。
そういった状況の中で、先染め織物して生産される本品はあくまでも手織りにこだわり 本当に希少性が高く手に入れる事が年々困難になりつつあります。
先染め無地の本品は、絣織物のや友禅染のように華やかさが有るわけではございません。
しかし、実際に手に触れてみた時の重厚感と優雅さは結城紬や大島紬 また全国のどの産地織物にもない唯一無二の存在感を漂わせています。
結城紬では味わえない張りのある滑らかさと優雅さ、大島紬にはないしっかりとした肉厚感。それが牛首紬であり、華やかな豪華さ息をのむような細密さは無いかもしれませんが、御召しになったときの満足感こそが牛首紬の魅力なのです。
一般参考価格580,000円と表記させて頂いておりますが、店舗販売されている呉服店さんの良心的な相場です。催事型販売では100万前後に設定されています。
また、ネットショップ形式の安売り店舗では29万~38万が相場となっていますが いつでも手に入るという品ではなく大手の通販サイトで検索しても見つからない場合もございます。
極上の高級手織物「先染め 牛首紬」を手に入れるチャンスです。色柄さえお気召せば必ずお買い得でございますので是非お手元にお迎えくださいませ。店主 筑摩が自信と責任をもっておススメ致します。
※写真と実物ではモニター環境の違いなどにより若干異なる場合がございますので予めご了承下さい。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。(お仕立ては当ページのオプション選択より商品と同時にご注文下さい)
八掛地は両駒(紬用)のタイプからお選びください。
※無地・ぼかしからお好みのお色をお選びください。
※色を優先される場合は縮緬向きのパレス八掛地からお選びください。
★八掛地の色をお任せでご依頼される場合は「八掛色NO」記入欄に『○色系』などとご記入下さい。こちらで色を選定後、メールにて最終確認させて頂きます。
お仕立てに関して詳しくはこちらをご参照ください。。
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